ちょっと、いや、かなり怒っています。というか、あきれています。問題発言ご容赦を。
LINEの個人情報漏洩について、某紙は「中国リスク」と書いていましたが、違います。もちろん中国にサーバを置くということ自体が論外で、何を意味しているのか、ITに関わっている人間はすぐわかるわけですが、それ以前の問題として「ソフトバンクリスク」が正解です。
LINEの親会社は…複雑になりますが…結局ソフトバンクです。今までソフトバンク、YahooBB、何回個人情報漏洩事件を起こしていることか。そこに公共のプラットフォームを乗せることに疑問を持たなかった、その政策の結果こそ重大であり、責任を問われるべきです。LINEの社長が頭を下げるのは当然としても、田村厚生労働大臣、小此木内閣府防災担当大臣、地方自治体の首長たち、LINEを責める前に、まず政策が誤っていたと自ら謝るべきではないのですか?
このさなかに、某紙で、ソフトバンクの次期社長になる宮川潤一氏が、東日本大震災の対応について「備え不足」と、インタヴューであけすけに語っているのには恐れ入りました。こういうヒトが社長になるのですよ。今までは交渉当事者として守秘義務に触れる可能性があるので言わないでいましたが、もう公知の事実です。これがソフトバンクという会社なのです。ソフトバンクが通信に参入してきた時から、彼らには「通信は命を預かるライフライン」だという認識は全くありませんでした。単なる投資の対象に過ぎず、まさに「備え不足」なのです。個人情報が洩れるぐらいは当然のことです。ソフトバンクグループのあちこちで、今回が初めてではなく、何度も何度も情報漏洩にはじまり、様々な問題が繰り返し起こっていることは、少し調べればすぐわかります。そういう会社に重要な情報を預けるという安易で危険な政策をしたのがそもそも間違いなのです。たぶんこれからも起こります。いや、今もまさに漏れているかもしれません(以後は守秘義務に触れるので自主規制)。
ソフトバンク、Yahoo、LINEをお使いの方、情報が漏れても差し支えない範囲でお使いになるか、そもそもご利用をおやめになるのが賢明です。私がNTTグループの社員だから言っているのではありません。客観的にご判断いただければ結構です。また、主権者である賢明な国民の皆様、このような会社に関連する政策に対しては、NOと声をあげていただくのがよろしいかと思います。