もう過ぎてしまいましたが、6月11日は父の命日でした。両親が相次いで亡くなってしまってから、ふるさとへの思いが一層つのります。ふるさとを捨て去り、妻の地元の八王子に居を構えたことに、後悔の念は全くないけれども、ふるさとへの懐かしさは高まるばかりです。仕事中、通勤中、眠る前、夢の中、様々なときに、突然ふるさとの風景や実家の様子がフラッシュバックして手が止まります。ああ、そこに私はいた!
私のもとに母校・長野県屋代高等学校の同窓会の案内が届きました。でも私にはもう泊まるところもない。もはやふるさとに居場所がない寂しさを噛みしめつつ、もう一度同窓会の案内を見つめ直してみるのです。