今からちょうど30年前の今日(2月23日)、慶應ワグネル男声合唱団一行は、ヨーロッパ演奏旅行の最初の地、ザルツブルクに到着しました。当時はまだヨーロッパ航路はアラスカのアンカレッジ経由で、直行便の無いザルツブルクまでは17~18時間もかかったと記憶しています。そんな遠いヨーロッパに「慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団」の名前を刻みつけてこようと、我々は果敢に挑んだのでした。
これからザルツブルク、ウィーン、ブダペスト、ハイデルベルクの四都市にわたる約2週間の演奏旅行の幕が切って落とされたのです。