立憲民主党はどこへ行く(Echotamaのブログ)

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眠れない。だからといって起きだして何かをすることがないようにといわれているのですが、ベッドの上で悶々としているよりは心が落ち着くのです。

立憲民主党の代表選挙が目前です。共産党との選挙協力を続けるのか、無党派層への「ウィング」を広げるのか、論点はそこに集中しているようです。

無党派層は、以前にも書いた「リバタリアン」が増えていると思われます。きわめて乱暴な言い方をすれば、中央政府は、国防と外交とベーシックインカムだけ保証してくれればよい。あとは全部自由でよい。無駄な金を使うぐらいなら国民に還元しろ、という考え方です。この主張は日本維新の会、都民ファーストにみることができます。(日本維新の会は百数十項目の政策を掲げていますからちょっと端折りすぎではありますが)

答えは明確です。結局は無党派層の取り合いになった。先日も書いたように、前回、無党派層が希望の党に入れたところは、その無党派層がある程度は立憲民主党に入れた。しかし、前回無党派層が希望の党に入れたところに維新の会の候補がいればそっちに票が流れた。いずれにせよ共産党が現政権の批判票を取り込めてはいないのです。

仮に共産党が政権に加わろうとするなら、昔話になりますが、「ウルトラC」の村山富市首相の自社さ政権の時の社会党のように、政権側と非政権側に共産党を割るしかないでしょう。護憲政策、原発政策、もろもろにおいて。そうしないと立憲民主党が共産党にすり寄るイメージにしかなりませんし、無党派層を取り込むことはできないでしょう。しかし共産党は「ぶれずに、つらぬく」最も「保守的」な政党ですから、難しいでしょうね。

立憲民主党が無党派層への「ウィングを広げる」とすれば、維新はもとより、若者や働き盛りの無党派を取り込む政策が必要になるでしょうね。実は若い有権者ほど自民党に投票しているのです。彼らは本来は無党派です。そして本来立憲民主党が得意としていいはずの、団塊ジュニアの働き盛りの有権者が、維新に流れている。
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/72512.html

さきほどから、無党派層=「リバタリアン」として論を進めてきていますが、「リバタリアン」という言葉が市民権を得ているわけではありません。立憲民主党にも「リバタリアン」はいます。むしろ維新に一番近いのは立憲民主党かもしれません。一方で維新には昔の民主党のように少なからず新自由主義の匂いがします。

私が勝手に思うには、共産党に変化が起こらなければ、立憲民主党と共産党との協力は見直さざるをえないでしょう。そして、維新と国民民主、立憲民主は、無党派層の取り合いで、自民党の一部を巻き込んでまだまだ再編途上にあると思われてならないのですが、さて、いかがでしょう。



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