演奏会の雰囲気を上質にするうえで非常に重要です。しどろもどろなアナウンスをされてしまったら、どんなに良い演奏をしても台無しです。きちんと専門の訓練を受け、経験を積んだ方にお願いするようにしましょう。
原稿はステマネ(ステージマネージャー)側で用意します。携帯やアラームの注意は、あまりやりたくないのですが、このご時世では入れざるを得ないでしょうね。
影アナは薄暗い中で行いますので、アナウンス原稿のフォントは最低12ポイント、できれば16ポイントくらいが望ましいです。また、フリガナや訂正等の注意を書き込みをしやすいように、行間は1行空けておくようにして作成して下さい。
マイクテストはステージ練習終了から開場までの時間、ちょうど客席ではフロント要員が会場前確認を行っているときに素早く済ませます。照明のテストも同様です。
本番のしゃべり始めのキュー出し(合図)は、幕間の模様替えの進捗状況を見ながら、ステージ袖のステマネが指示をしてください。大抵は入場し始めと同じで良いですが、入場に要する時間よりもアナウンスのほうがあまりにも長い場合(曲数が多い、外国語の題名、等々)は、団員が薄暗いステージに立ったまま延々とアナウンス終了を待つ(気まずいです……)ことにならないように、早めにアナウンスを開始したほうが良い場合もあります。あらかじめストップウォッチで時間を確かめておきましょう。