新歓はもう始まっている!大学合唱団新歓の必勝法とは?(Echotamaのブログ)

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まずは現役団員の減少に悩んでいるOB/OGの皆様へ。新歓(=新入生歓迎)の方法は昔とは全く違っていることを認識していただきたいと思います。

もう40年も前の話なので時効としてお許しください。大学にもよると思いますが、特に男子学生の場合は、入学式後のオリエンテーション期間に新入生を無理やり拉致監禁して飲み食いさせて……というのは遥か昔の話。現在は20歳未満の飲酒は言語道断です。学校当局に通報されれば活動停止処分。ダメ、ゼッタイ。

現在の主流はSNSによる勧誘です。どこかのサークルに入りたいと思って検討している新入生は、SNSを検索してサークルを探しています。その期間はオリエンテーション期間中にとどまらず、特に昨今はAO入試の普及や内部進学の比率増加もあり、国公立大学の一般入試の合格発表が終わっていない現段階でも、進学先の大学が既に決まっていて、サークルを探している高3生が多いのです。新歓はもう始まっているのです!しかもコロナ下でどこまで対面の勧誘活動が行なえるかは、大学によって状況はまちまちでしょう。もう他のサークルと繋がってしまっている新入生もいるかもしれません。急いでください。以下にSNSの一覧を記載します。

◆Twitter→最も重要なSNSです。利用層が若いので新入生がまずアプローチするのはこれです。必須です。後述しますが、新歓係との役割分担や、キーワード検索に対応するために「新歓」アカウントを別個に作った方が良いケースも多いでしょう。情報の入り口として他のSNSのアカウントを掲載するのにも欠かせません。また、DMは必ず受け取れるように設定しておきましょう。

◆Instagram→Twitterほどではありませんが、若者に人気のSNSです。特に女子はInstagramに生息しているケースが多いので外せません。毎日の活動を連載するのにはもってこいです。

◆Facebook→利用する年齢層が高めなので、一般合唱団に向いていますが、学生合唱団でもアカウントを持つに越したことはありません。Instagramと並行して毎日の活動を連載するのがよろしいかと思います。

◆YouTube→過去の演奏会の画像をアップロードしておくべきです。新入生に活動のイメージを理解していただくには最適なメディアです。Twitter等の他のSNSのリンクを貼っておくことをお勧めします。力を入れている分野の曲の掲載に特化するケースもあれば、なるべく広い層にアピールできるように、クラシックからポピュラー(アカペラも)まで網羅するケースもあるかもしれません。合唱団の方針によってうまく使い分けてください。なお、「XXでソロをしている団員は当時まだ2年でしたが初心者だったんですよ」とか、他のSNSから誘導してみるのもお勧めです。また、合宿や普段の練習の様子や、懇親行事の様子をショートで流すのもありでしょう。

◆LINE→練習場所の連絡や活動のQ&Aのやり取りなど、活動の補助として非常に重要・必須です。TwitterにLINEアカウントを記載すれば自ら入ってくれるケースもあるでしょうが、大半はTwitter等のDM(ダイレクトメッセージ)を送ってきた新入生や、一度でも練習場所等に来た新入生に頼み込んで登録してもらうことになります。一度LINEグループに入った新入生に対してはとにかく頻繁な連絡とマメなフォローが欠かせません。このLINEグループに残った新入生が最終的な入団者ということになります。

◆公式サイト→これはSNSではありませんが、Googleで団体を探す新入生もいるので、必ず用意しておきましょう。内容は凝るに越したことはありませんが、無料ブログにSNSの入口を作っただけのものでも十分です。公式サイトを充実させる手間をかけている間に、SNSがおろそかにならないように。

新入生はサークルを探すにあたり、Google検索を利用する場合もありますが、各SNSのキーワード検索を利用する場合が多いのです。以下にTwitterを例に、書いておくべきキーワード等を挙げます。

<必須>
新入生は「大学名」「新歓」「募集」「春から△△大」などでまずキーワード検索してみることでしょう。そのキーワードが必ずヒットするように、まずはそれらの言葉と、団体名は略さずきちんと記入しましょう。新歓アカウントを別に設ける理由の一つはここにあります。また「合唱」で検索してくれる新入生のために、団体名に「合唱」が付いていない団体(グリークラブ、コール~~等)は必ずタイトルに「混声合唱団」「女声合唱団」「男声合唱団」等は記入しておくことが絶対に必要です。実際にキーワード検索を何通りも試してみて、自団が容易に表示されてくるか、必ず確認しましょう。また、「インカレ可(不可)」「大学不問」「他大学歓迎」などはどこかに必ず記入しておくべきです。

<ステータス面>
良いサークルに入ったね、と親を安心させることも必要でしょう。「創部XXXX年・XX年の伝統」「就職に有利(OB/OGによる相談会開催)」「大学公認」「大学行事出演」「大学を代表するサークル」という殺し文句も効果的です。

<音楽活動面>
「○○コンクール■賞」「指導者は第一人者の△△先生(□□教授等)」「常に高いレベルの芸術性を目指している」「宿泊での遠征あり」「もしかしたら海外遠征も?」「TV出演」「プロとの共演活動」「日本(地域)有数の合唱団」というアピールは特に経験者に対して魅力的です。一方、初心者に対してハードルが高くならないように「初心者歓迎」「未経験者率▲%(未経験者でも親身になって教える)」という言葉を入れておくことも必要です。一方、団によっては「(音楽の追及よりも)楽しく和気あいあいと過ごす」ことを目標としているケースもあるでしょう。

<大学生活面>
大学生活との兼ね合いのため、「履修」「学業との両立可能(先輩が相談に乗る)」「■■キャンパス(□□学部)の先輩もX人」「兼サー(兼サークル・兼部)可能」「練習曜日・時間」「練習場所」の記載は必要でしょう。

<サークル生活面>
「一生の趣味」「一生の友人」「感動で心が豊かになる」「協調性が身につく」「(楽器・道具を使わないので)お金がかからない」「団費」「バイト可能」というのも重要な点です。あとは、親を安心させることにもつながるそうなのですが、男声・女声合唱団の場合は「異性と一緒の活動もあり」というのも昨今は気にされるポイントだと聞きました。混声合唱団の場合は「男女比X:X」「団員同士の懇親にも力を入れている」というのもポイントのようですが、混声合唱団の団内恋愛はデリケートな面もあるようなので、どこまでアピールするかは各団のお考えにお任せします。

<団員紹介>
リアルな合唱団生活を新入生にイメージしていただくためには、実際の団員紹介が大いに参考になります。連載記事にすると、継続した情報量の増大にもつながるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、練習場所まで来てくれた新入生がいたらどうするか、その戦略もあらかじめ練っておいていただくのは言うまでもありません。カレッジソングをまず練習してもらうのか、既に上級生が練習中の曲の練習にそのまま入ってもらうのか、とにかく「もう一回来てみよう」と思わせることが必要なのです。入ってきた新入生個人によって求めるものは異なるでしょうから、まずはマンツーマンで話し合いをして、本人が納得して参加できるように、きめ細かい対応をすることが必要になります。

以上、既に気付かれた方もいるかと思いますが、今の新歓活動はお金はほとんど必要なく(お茶代や練習場への交通費くらいでしょうか。OB/OGから援助してあげましょう)、多少のSNSやネットの知識と、熱心な数人の団員がいれば、これらの新歓のSNSのツールを整備して進めていくことは可能なのです。まずはTwitterのプロフィール欄の文章を練って160字にまとめましょう。160字に書ききれなければ何度でも発信するのです。あとは他のSNS等も総動員し、とにかく発信する情報量を多くして、情報は常にアップデートすることです。古い情報をそのままにしておくと、新入生は「活動が低調なのではないか」と思って離れて行ってしまいます。そして情報についてきてくれた新入生をとにかく練習場でつなぎとめ、LINEグループに入らせること。そして次の練習には、新入生の知人と一緒(ここが大事)に来るように約束させること。

今からでも遅くありません。消滅危機にある団体、または消滅してしまった団体のOB/OGの皆さん、ぜひSNSを縦横無尽に使って今時の新歓活動を盛り上げて復活していってください!


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