ホール片付けがきちんとできてこそ良い演奏会
一般団員がレセプション/打ち上げ会場へ移動している中、ステマネ、フロントマネ、及び指定の団員はホール内の後片付けを行います。
まずステージでは山台崩しとバミリはがしは必須です。あとは楽器類や照明を元の場所(ピアノ庫等)へ移動させます。いずれもホールの係員の指示に従ってください。(きちんと指示通りに動かないと、次回以降の利用に差し支える可能性もあります)
楽屋担当は鍵を回収するとともに、貼り紙をはがし、花束が残っていないか、忘れ物が残っていないか、また、汚損しているものが無いか、各楽屋を確認します。問題が見つかったら現状復帰に努めます。特にゴミ箱に弁当ガラが入っていないか確認して、弁当業者が回収する箱に移すことを忘れないでください。また、花束が残っていたらレセプション会場へ持ち込みます。
フロントでは、ロビー及び客席を巡回し、話し込んでいるお客様を外に出るよう促すとともに、忘れ物や貼り紙、ゴミを回収します。忘れ物はフロントマネージャーに預け、ゴミはホール指定の方法で処分するか、持ち帰りをします。また、余ったパンフレットはお客様にご自由にお持ちいただきますが、それでも余った分は手分けしてレセプション会場へ持ち込みして団員に分けるか、車で来た団員に持って帰ってもらうか、梱包して宅急便で送るか等の対処をしなければなりません。これがなかなか大変な作業です。あらかじめどうするか決めておかなければその場で途方にくれます……。コンビニがすぐ近くにあるとは限りませんので。
一通りの確認作業が済んだら、フロントマネージャー、楽屋担当、及び会計マネージャーと合流し、最後にホール事務室へ行きます。ホールの付帯使用料の精算、楽屋等の鍵の返却、ゴミ処分の依頼(ホールによってルールが異なります)、忘れ物の扱い等について報告や話し合いを行います。ホールによっては、係員の方と一緒にロビーや楽屋を最終確認して回り、指示を頂く場合もあります。いずれにせよ、最後に「以上、お疲れ様でした!」となれば終了です。
なお、忘れ物については、たいてい楽屋で見つかったものは主催者(団)で持ち帰り、客席側で見つかったものはホール側で預かってもらうことになりますが、すべて団で持ち帰るように言われる場合もあります(ホール係員の方から信頼を得られていないと思ったほうがいいです。反省しましょう)。団で持ち帰った忘れ物は、レセプション・打ち上げ会場で司会者に頼んで照会してもらいます。