これぞ伝統の底力!存続の危機から復活した同志社グリークラブの定期演奏会(Echotamaのブログ)

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昨日(2月26日)は日本の男声合唱を代表する合唱団の一つ、同志社グリークラブの定期演奏会でした。私は直接聴きに行ってはいませんが、関学グリー同様、全国から聴衆が京都に詰めかけ、ネットでは絶賛の嵐です。まことにご盛会喜ばしいことです。

しかし今年の新入生が入る前、団員の数は11名にまで減っていました。まさに存続の危機に直面していたのです。

それが6月の東西四連(東西四大学合唱演奏会)を幹事校として30名弱で京都で開催。10月の関西合唱コンクールは30名のうち20名が1回生のなかで金賞を獲得。そして昨日は1800人の京都コンサートホールを満員にして、名演奏で大喝采を浴びているのです。

たった1年足らずでこれほどまでの復活ができるのは、やはり伝統が成せる業と言えましょう。上級生の頑張り、OBの支援、諸先生のご指導、あらゆる力とノウハウが蓄積・発揮されてこその復活劇です。団員と関係者の皆様のご尽力に心からの拍手を贈りたいと思います。

しかし実際に同志社ができたのですから、他の団ができないと言えるでしょうか。往時の繁栄から衰退し10名程度で活動が停滞している団、コンクールでもっと上の順位を取りたい団はあまたあるでしょう。合唱の衰退やコロナ禍という環境は同志社も同じです。ぜひ同志社を参考にして励みにしていただき、あらゆる合唱団が復活を遂げていただきたいと願わずにはいられません。