総務省の接待問題にふれて(Echotamaのブログ)

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総務省の接待問題で、何とも腑に落ちないことがあります。

もちろん首相の息子が絡んでいて「行政が歪められた」可能性について、首相の政治責任を問う必要があるのは同意。

しかしながら、総務省の幹部を接待することによって、許認可の便宜が得られること、すなわち公僕である官僚がそれだけの公権力を有していること自体、問題じゃないのですか?

日本は国民主権の民主主義国家ですよね。官僚主権じゃない。国民によって選ばれた議員による議院内閣制のはず。小学校でも習う。

でも実態は官僚内閣制といってよい状態になっている。官僚の人たちも、政治家は悪者でバカだから、日本を動かしているのは優秀な自分たちだと本気で思っているし、実際にそうなっている。

国民も、政治家は悪者でバカで、官僚が優秀だから日本は発展してきたのだと思っているし、優秀な若者は東京大学を目指し、高級官僚を目指す(最近は若干違ってきているようですが)。彼らは受験などの試験によって選ばれているだけで、国民が選んでいるわけではないのに、国民は疑問を持たず優秀さを讃え、合格人数の競争を本気でやっている。

でも、悪者でバカな政治家を選んでいるのは、国民自身なんですよ。ちゃんと民主的な手続きによって。官僚が公権力を持っている方がふさわしいとしたら、国民が悪者でバカということになりますよ?

官僚が収賄を受けるのがいけないのは、国民のために働かなければいけないはずなのに、それが歪められるからダメなはずですよね。

だから、国民の意思で選ばれた野党の人たちが怒るのは当然として、行政が歪められた可能性があるのであれば、与党も怒らなければならないはずでは?本来なら。

新聞とかを読んでも、行政が歪められたとは言っていても、そもそも国民が選んだわけではない官僚が、行政において許認可権など元々過大な公権力を有していることをおかしいと言っている記事は見ませんでした。おかしくないのですか?それを問題にすべきではないのですか?

私がおかしいのかなあ。