自民党の総裁選について考える~高齢の男性だけが日本を動かしていてよいのか?~(Echotamaのブログ)

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立憲民主党の党首が野田氏に決まったようです。次は自民党の総裁選です。しかしここで素朴な疑問。

自民党総裁選の仕組みは、まず国会議員368票と党員票368票換算を半分ずつ投票し、そこで過半数をとった候補者がいなければ、国会議員368票と都道府県連票47票での上位2人による決選投票を経て当選者を決めます。いずれにせよ私は議員でも自民党員でもないので有権者ではありません。では有権者はどんな方々でしょう?

まず、選良たる国会議員は、国民の意思で選ばれた方々ですから民意を反映しているとはいえます。しかし、皆様ご存じのように、投票率は高齢者ほど高く、30歳以下の投票率は4割にも届いていません。高齢者の選んだ候補と言っても言い過ぎではないでしょう。また、自民党員は、いわゆる職域党員を含め、高齢かつ男性が多いのは容易に想像できることです。すなわち総裁を選ぶのは高齢かつ男性の方々なのです。

過日、イェール大学助教授の成田悠輔氏が「高齢者は集団自決」と発言して話題となりました。これは明らかに話題性を狙った言葉だと思うので、もう少し引用すると「社会的な切腹でもよくて、過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤー(階層)で多すぎるのがこの国の明らかな問題」と発言しています。高齢かつ男性のみがこの国の意思決定を左右している。今度の総裁選でもそうです。そしてそこで選ばれた人がまた次の意思決定を左右している。無限ループなのです。

東京都知事選で石丸氏が2位の得票を得た中では、若年層では石丸氏が1位になっていたそうです。石丸氏は具体的な政策よりも、既得権益者(高齢かつ男性)に向かって、勧善懲悪のヒーローになってバッタバッタと無限ループを切り刻んでいくような妄想を抱かせました。今まで傍観者だった有権者の期待を石丸氏に振り向けた部分はあったでしょう。それほどまでに若年層は政治に不信感と他人事感を感じ、ゲームのようなエンターテインメント性を期待しています。ちょうどいいはけ口が石丸氏だったのでしょう。

もちろん政治家ですから政策が一丁目一番地です。石丸氏は個人的に支持できない政策を持っているので私は支持していませんが、「高齢かつ男性」ではなく「若い世代と女性」の目線での政策を進める「有権者の多様性」は必要だと思っています。私たちバブル世代も後進になるべく早く道を譲るべきです。そして老害(私はロスジェネより前のバブル国民は全て老害だと思っています)高齢かつ男性はを若者の意見を尊重し、30数年同一会社で働いてきた視野の狭さを自覚し、熟練起業でも、リカレント教育でも、リスキリング教育でもなんでも受けて、若人の足を引っ張ることなく生きて、ひいては社会に貢献する道を探るべきだと考えるのです。

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