故郷を捨てた僕のところにも、昨日、ふるさとの長野県千曲市からアンズ開花の便りが届きました。一目十万本。今年も夢幻の世界が広がって、そして季節が巡っていくのです。
「たとえばぼくが死んだら」
作詞・作曲・歌 森田童子
たとえばぼくが死んだら
そっと忘れてほしい
淋しい時は僕の好きな
菜の花畑で泣いてくれ
例えば眠れぬ夜には
暗い海辺の窓から
僕の名前を風に乗せて
そっと呼んでくれ
たとえば雨に打たれて
杏子の花が散っている
故郷を捨てた僕の上着の
襟を立てて歩いている
たとえばマッチをすっては
悲しみを燃やすこの僕の
涙脆い想いはなんだろう
例えば僕が死んだら
そっと忘れてほしい
淋しい時は僕の好きな
菜の花畑で泣いてくれ