東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(Echotamaのブログ)

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東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(東京・初台)1632席

 残響が非常に多くて長く、三角屋根の天井という特異な形状も相まって、まるで教会の中のような雰囲気です。声楽では、大人数の合唱だとうるさいほどに響いてしまうので、20人以下くらいの少人数の合唱団や宗教曲、あるいは歌曲とかに向いていると思います。

 マネジメント面では、お客様が迷子にならないように、分かりやすい案内に配慮する必要があると思います。新国立劇場と混同している人がいまだにいそうです。さらに分かりにくいのは、初台駅の二つある出口(中央口・東口)のうち中央口に出てしまうと出口の目の前が新国立劇場なので、初めて来る人はそのまま新国立劇場に行ってしまいそうになるように思います。また、場所を間違えたと気づいたとしても、オペラシティに行くには予想外に長い距離を歩くことになります。正しく東口に出たとしても、ホールは54階建ての高層ビルの向こうにあり、ホールを目指して歩いている人以外にもたくさんの人たちが歩いていますから、なんとなく人の流れに乗って歩いたままオペラシティ内で迷ってしまう人も多いのではないかと思われます。もちろんオペラシティ内に案内図はたくさん配置されているのですが、チラシ作成時にも案内を分かりやすく掲載しておくように工夫したほうが安心です。

 私がこのホールでフロントマネージャーをやったときのことです。花束が予想以上に多く、用意したテーブルに置き切れなくなり、ロビーのソファーも拝借して花束を置いたところ、花束から水が漏れていてソファーが濡れているのをホールの職員に見つかり、強く叱責されました。フロントマネを二十数年やってきてホールから叱責されたのはこのときだけです。今でも悔やまれ、反省しております。