砂川涼子さんリサイタル(Echotamaのブログ)

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砂川涼子さんのリサイタルを聴きに行ってきました(大歌手に失礼ながら、師弟つながりはないので「さん」で。共演はピアノ佐藤正浩先生。テノール笛田博昭さん)。伸びやかでツヤがあり、かつ繊細な素晴らしい歌声でした。加えて砂川さんの可憐で清楚な出で立ちに触れないわけにはいきません。本当に美人です(容姿に言及するのは通常は適切ではないと承知しておりますが、舞台芸術では誉め言葉はOKだと考えています)。『トスカ』なんてメチャ濃い役(情熱的で嫉妬深くて人殺しをして最後には自殺する……)を歌うイメージがわかなかったのですが杞憂でした。調べてみたらコロナ直前の2019年に日生劇場で演じていらっしゃったのですね。演技の幅もますます広くなっていてさすがです。『ラ・ボエーム』の可愛いお針子ミミがやはりお似合いのようには思いますが、いろいろな面の砂川さんの歌が聴けて、確かに「お得」な演奏会でした。

砂川さんと佐藤先生のつながりは、佐藤先生の帰国デビューだった新国立劇場のエウリディーチェが始まりだったことは存じ上げていたので、驚かそう(笑)と思っていたら、佐藤先生の曲目解説でアッサリ説明されてしまいました。ちょっとガッカリ。

笛田さんはとにかくよく響く声!ホール全体が震えています。ガラス割れるかも(笑)。終演後後ろの席の方が「同じ人間とは思えない」とつぶやいているのが聞こえました。『オテロ』にぴったり。総督はこうでなくちゃ。『ラ・ボエーム』のロドルフォはずいぶん情熱的な詩人でしたね。まあプッチーニはイタリア人だからアリなのかも。佐藤先生のピアノについては、まさか私がコメントできるわけありませんのでご勘弁ください。

やはり「生演奏」は代わりのきかない良さがありますね。コロナなどをかいくぐりつつ、また機会を見つけてお邪魔します。