仕事で新入社員と話していて、ふと考えました。
仮に私が80歳まで生きるとしたら、そのときは2044年。新入社員は46歳ぐらいでしょうか。中堅の働き盛りでしょうね。そのときには世の中はどうなっているのでしょうか。みんながスマホを見てテレビや新聞はなくなる?いや、それだけで済むのでしょうか。
2044年まであと23年。今から23年前を考えてみましょう。1998年はようやくWindows95が出て3年目。インターネットはありましたが、まだ普及し始めたばかりでした。Imodeが1999年。あのスティーブ・ジョブズでさえiPodを世に出したのは2001年。初のスマートフォンiPhoneが2007年です。まだそれから14年しか経っていないのです。皆がスマホを持ち、コミュニケーションの主役がSNSになるとは、誰が予想していたでしょうか。1998年においては、2021年現在のコミュニケーションの姿は誰もわかっていなかったのです。
同様に、2044年は現在の延長線であることはおそらくあり得ないでしょう。世の中は根底から変わっている。根本的なゲームチェンジがやってくるに違いないと私は予想します。
ゲームチェンジのチャンスはある。必ずある。どこかに転がっている。そのスタートアップは、またアメリカ発になるのか。はたまた中国になるのか。第三国になるのか。いや、日本でなくてどうするのか。日本こそがゲームチェンジの主役になるべきだと、私は思います。少しでもその助けになりたいと、私は切に思うのです。