(1) ホール選定(Echotamaブログ)(Echotamaのブログ)

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ホール選定とは

 演奏会を開催しようとした際に、まず一番最初にやらなければいけないのはホールの確保です。通常は予約日が本番の1年前、中には1年半前というホールがありますから、かなり早い段階で演奏会を実行する「覚悟」を決める必要があります。

 地方都市であれば自ずから使用できるホールは限られてきますが、東京などの大都市圏であれば選択肢が多くあります。それらの諸ホールの中から、可能な限り条件の適合するホールを見つけていくことになります。

キャパシティ(収容人数)

 まずは何人程度の集客を見込むのかを考えます。

 大きなホールを使っても客席がガラガラであれば、歌う側のモチベーションに影響し、ひいては演奏の質にも影響してきます。しかしながらホールのキャパシティを越えて入場させることは消防法で禁じられており、お客様が入場できずに溢れたら、お詫びや返金等の大混乱は必至ですし、ホール側からも叱責はもちろん、次回以降の使用不可を言い渡されるおそれもあります。適切な収容人数のホールを予約することは非常に重要です。

 しかし、集客数の見込み=ホールの収容人数というように単純計算するわけにはいきません。見込みを適切に計算するにあたっては、いくつか考慮しておかなければいけない点があります。

 自由席の場合、自分の荷物を隣の空き席に置くお客様が必ずいます。ご年配の女性のお客様に顕著ですが、近年のお客様は高齢化する傾向にありますので、影響が大きくなっています。特に冬場や雨の日はコートや傘が置かれてしまうので、例えば1000席のホールだったとしても、1000人全てが着席することは実質的に不可能です(関西方面では「座席券交換」という手法が定着していますが、東京では一般的ではありません)。70%(700人)のお客様が入ればほぼ満席に見えます。80%(800人)以上のご来場があればかなりの混雑になるので、お客様によっては「空いている席を探すのに苦労した」という印象を持たれることになりますし、場内整理が不十分であれば、座れなくて立ち見になるお客様が生じる危険性があります。こうなると消防法違反ではないかということになり、ホールから大目玉を喰らったり、次回以降使用禁止(ホール申し込み時の選考で、抽選の前に外される)等のペナルティが課されてしまう可能性もあります。

 したがって、目標来場者数を70%で割った人数の収容が可能な、大きめのホールを選定する必要があります。

2022年付記:コロナの影響でほとんどの演奏会は指定席になっていますので、様相は大きく変わっています。まずは何席販売可能なのか調べ、それを収容できるホールを探さなければなりません。大抵は「密」を避けるために大きめのホールを選択することになるでしょう。

音響などを考慮することも大事

 キャパシティ(収容人数)の他、音響の良さと使用料も考慮しなければいけないポイントです。

 最近は新しくて立派なホールが多いので、音響については問題は少なくなってきましたが、指導者等の考えもありますので、相談しながら進めていきましょう。

 また、使用料については、公営と民間では大きく異なります。また、公営の場合はその地方自治体の住民や在勤者が優先になり、抽選で優遇されたり、使用料も外部者には高い料金が適用されたりしますので、団員に対象者がいるかどうかというのもポイントです。

 いずれにせよ、事前にホールへの問い合わせや、指導者への確認を十分にした上で、抽選日までに余裕をもってホールの候補を決めておき、抽選に臨むことが必要です。



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