(10) 山台とフォーメーション(並び方)(Echotamaのブログ)

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山台とフォーメーション(並び方)とは

 まずはホール側と山台(「ひな壇」と呼ぶ人も多いと思います)の形について決める必要があります。「特殊な形」にしない限り、実際にはホールとの1ヶ月前打ち合わせ(フロントマネージャー編の①その4参照)のときで大丈夫だと思います。

 フォーメーションの形には流行があります。現在ではオンステ者全員がほぼ直線状に並び、客席とほぼ正対する並び方が大半になっていますが、時々山台にウィング(下手・上手の端を翼のように内側向きの斜めや半円形にする形)を付けるよう主張する方がいます。大抵は年配の方です。

半円形のフォーメーションの例

確かに昔の写真を見ると、昔に遡るほど指揮者を取り囲むように半円形に並んでいることが多いので、年配の団員は、下手・上手の端が指揮者を向いていないと落ち着かないのかもしれません。

 私見では、音楽は指揮者に聴かせるのではなくお客様に聴いていただくのだから、指揮者は横目で見えていれば良いと思うのですが…。

 新しいホールにとって、ウィングは「特殊な形」なので、対応できる山台が用意されていないこともあります。どうしてもウィングを作りたいのであれば早めにホールと交渉する必要があります。

ステージ上の山台の位置

 山台を建てる位置をステージ上の前後のどこにするかは、響きを左右するので非常に重要です。

 ホールの係員の方が自信をもって位置を指示していただけることもありますし、構造や広さの制約で「この位置しか建てられない」とか、機械式になっていて固定の位置しか建たない、いうこともあるのですが、そうでない場合は、どこにするかはある意味「賭け」になります。

 もちろんホールによって違ってくるのですが、響きが全体的に乏しい団は前寄り、特定の声が目立つ団は反響板の近くの後ろ寄りにすると良い結果が出る場合が多いように思います。また、過去に使ったことがあるホールであれば、指揮者や耳の良い人等の意見を聞くのも良いと思います。

山台のサイズ

 山台の大きさは「サブロク(3尺×6尺=90cm×180cm)」「シブロク(4尺×6尺=120cm×180cm)」など、未だに尺貫法で呼びます。

 ステージが広く、大人数で譜持ちの場合はシブロクが良い場合もありますが、大抵はサブロクでOKで、サブロク以外の用意がないホールもあります。いずれにしても、ホールの人とよく話し合って、過去の例などを教えてもらいながら進めていくことが大切です。

フォーメーション表の作成

 フォーメーションの全体像が決まったら、ステージマネージャーはステージごとに各パートの人数に応じたフォーメーション表を作成し、各パートリーダーに依頼して個人名を入れてもらうようにします。

 ゲネプロはもちろん、本番近くでは、基本的にその並び方で練習をし、その結果に応じ、声質、音程の安定感、背の高さ、指揮の見易さ等を考慮して修正していくことになります。

 直前でのオンステのリタイアなど、大抵は直前まで人数そのものが変更になる場合もありますので、フォーメーション表は何度も作り直すことになります。おそらく各パートリーダーが最も悩み、煩わされることの一つだと思います。



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