(6) 印刷(Echotamaのブログ)

Amazonプライム「30日間の無料体験はこちら」

印刷の概要

 前述してきた項目と、タイムスケジュール(後述『(7) タイムスケジュール作成』がクリアできたら、チラシ(フライヤーと呼ばれる場合もあります)の印刷が可能になります。できれば公演日の3ヶ月前、遅くとも2ヶ月前までには印刷を終了させたいところです。

 費用は業者によって大きく変わるので、パンフレット分も含めて見積もりを複数社からとっておくのが良いでしょう。デザインに自信があるなら、オンデマンド印刷で安く済ませる方法もあります。

 印刷部数は、招待者への招待状に同封する分、団員が負担するチケット枚数+α、友誼団体等の演奏会パンフレットへのチラシ挟み分、ホールの「公演予定」の棚に置く分、プレイガイドにチケットとともに置いておく分等を足し合わせ、かつ余裕をもっておくようにしましょう。枚数をかなり多くしたとしても、それほど値段は変わりませんので。

 チラシに印刷する項目は、演奏会名、日時(開場・開演)、ホール名(大中小ホールを記入し忘れることがままあります)、ホールの住所、交通アクセス、チケット種別・価格、曲名、作詞者、作曲者(細かいですが、「作詞」「作詩」「詩」「作曲」「曲」など、表記にこだわりがあるケースがあるので注意です)、指揮者、伴奏者等、後援者、Webサイト、メールアドレス、問合せ先電話番号、QRコード等になります。できればホールの地図も印刷しておいたほうが親切です。ホール側で地図印刷用の素材(PDF,JPG等)を用意してくれている場合もありますので、積極的に活用しましょう。

 なお、チラシに掲載する問合せ先の電話番号はステージマネージャーやフロントマネージャーになる場合が多いと思います。自分の電話番号が大量にばら撒かれるのはあまり良い気持ちはしませんが、演奏会全体を見渡せる立場として、問合せ先になるのは仕方がないと思いますので、腹をくくるしかないでしょう。ただし最近はメールアドレスのみの場合も多くなってきていまので、昔ほど悩まなくていいようです。

ポスター

大判のポスターを作成するかどうか。

 昔であれば、あまりに費用対効果に見合わなかったので、よほど必要でなければ作らなかったのですが、最近は大判の拡大コピーが格安でできるようになってきたので、作ってみるのも良いかもしれません。直接チケットの販売に結び付くことは少ないと思いますが、知名度の向上のため、長い目で見た投資です。

 ときに演奏会当日にホール入り口に、「今日の催し物」と、大判ポスターを貼るスペースが用意されている場合もあるので、ホールに確認をしておきましょう。

チケット

 チケットの印刷について。全席自由の場合はチラシ印刷業者に、チラシと一緒にオーダーします。

 指定席がある場合は、前述したように、家内制手工業(笑)でも不可能ではありませんが、番号を刻印するのに大変な手間がかかるだけでなく、万一ダブルで刻印したりしていたら大変なことになるので、チェックも綿密にしなければなりません。業者に依頼するのが無難で確実でしょう。私は別に業者の回し者ではありませんが…。カンフェティ、ぴあなど、プレイガイドを兼ねている業者、格安のナンバリングのみの業者等、ネットで探せばたくさん見つかります。

 特にコロナ禍以後、指定席が必須となっている場合がありますし、席間を空ける管理等、大変な手間がかかるようになってしまいました。労力を少しでも節約するために工夫せざるを得ません。

パンフレット

 チラシと同時にパンフレットの印刷にも取り掛かります。まずは印刷業者にスケジュールの確認をして、原稿の執筆者を早く決め、余裕を持って書いていただくようにしましょう。特に指導者の皆様はお忙しいでしょうから、締め切り直前に原稿を依頼するような失礼が無いように…。

 構成としては、ご挨拶→祝辞→プログラム→曲目紹介→出演者紹介というのが一般的です。通常は中綴じなので4ページ単位で何ページ構成にするか決めます。

 最低限としてはA4を二つ折りにしたA5の4ページ構成もあります。よく子供達のピアノ発表会で見かけたりしますね。このくらいなら家庭用のパソコンプリンターでも作成可能です。反対に大掛かりなものとしては、私の見た限りでは、慶應ワグネルの現役の第116回定期演奏会がA4で56ページ(つまり表1~4を入れれば60ページ!)が最大です。

 第116回定期演奏会パンフレット(地色が真っ白なのでわかりにくいですが、サイズはA4縦です)

 大掛かりになるほど当然費用もかさみます。確か現役の116th定演パンフレットは有料(500円)だったと思います。ただ、有料にすると部数が減るため1冊あたりの単価が高くなってよけいに赤字が増えてしまったり、販売するほど立派なパンフレットが作れない場合(こちらのケースが大半かと思います)では、無償で配布するしかないので、パンフレットに広告を掲載することで収支相償に近づけていくことになります。昔と違って今は一般企業が広告を出すのはなかなか難しくなっていますが、団員負担チケット以外の収入源は限られますので、少しでも団員負担を減らすために、縁者を頼って精力的に広告掲載をアプローチしていくべきだと思います。

著作権について

 まず、演奏する曲についてJASRAC(日本音楽著作権協会)「演奏利用」の申し込みをしなければなりません。

 また、パンフレットに歌詞掲載をする場合は、同様に「利用許諾」の申請をしなければなりません。また、CD/DVDを作成する際も手続きが必要です。アマチュア団体であっても同様です。

 中には利用禁止になっているものもありますので、早めにJASRACに問い合わせるのが良いと思います。演奏利用で引っかかるものは殆どありませんが、歌詞掲載を許諾しない楽曲は結構あるようです。私も経験があります。

 パンフレットの歌詞は、原稿がほぼ固まったゲラをJASRACに送り込み、許諾がもらえたら歌詞掲載ページにJASRACの承認番号を校正時に追加することになりますので、かなりタイトな日程になりますが、きちんと手続きをして下さい。

 アマチュアとはいえ、音楽を愛好する立場としては、著作者に敬意を払い持続的な発展を望むのは当然のことですので、きちんと対価をお支払いするために、著作権の手続きを率先して実施していくべきだと考えます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA