野沢菜(Echotamaのブログ)

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家内が野沢菜漬を買ってきました。東京で手に入る野沢菜漬は、調味液に浸しただけの言わば「ウソ漬」なのですが、食べると色々思い出します。

昔、信州の実家では、初冬に母が大きな樽に野沢菜を仕込んで、後は春まで毎朝氷点下の中、母が物置の中の氷が張った樽の漬汁に手を突っ込んで、野沢菜を出してくれたものでした。初冬の浅漬から春の古漬まで、味はだんだん変わっていき、春の古漬は油炒めになって、ご飯の友になったり、郷土食「おやき」の具になったりしました。

本漬の野沢菜(地元では「おはづけ」と言います)を食べなくなって、もうどれだけ経つのだろう。あの樽はどこにいったのだろう。そしてこの切ない気持ちは何なのだろう。