最近の若人の音楽センスは昔よりも数段進歩している!YOASOBI「アイドル」カラオケ(Echotamaのブログ)

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JR八王子駅の目の前にカラオケ館のビルがあり、そこに大画面の広告ヴィジョンが設置されているのですが、それを見て少々驚きました。カラオケの人気ランキング1位がYOASOBIの「アイドル」だったのです。

さすがに私はアニメ「推しの子」を見てはいませんが、娘が鼻歌で歌っていたので、人気のテーマ曲であることは認識してチェックしていました。でも、とても難しい曲なので、まさかカラオケの人気曲になるとは思いもしませんでした。もともと最初に聴いたときは「ボカロが歌っている?」かと思ったほどで、ボカロなら歌えるけど、生身の人間が歌うことを第一には想定していなかったように思えます。ボーカルのikuraさんには脱帽です。

まずは言葉のイントネーションとメロディが全く一致していないこと。これはこの曲に始まったことではないので、「アイドル」の特異さを説明する材料としては弱いでしょう。しかし特徴的で意外なシンコペーションに合わせてリズムにノる必要があり、グルーブ感を出すのは相当難しそうです。また、メロディーラインが複雑なので、原曲を正確に歌うのはかなりの難度です。それと一番驚いたのはコーダの部分の転調で、半音上げの転調ならよくあること(この曲でも前半に1回あります)なのですが、コーダの部分で一旦半音「下げ」の転調をして、ほどなく「全音上げ」の転調を仕掛けてくるのには参りました。これはたぶんリヒャルト・シュトラウスでも例がないのでは?関西学院グリークラブが伝家の宝刀の「反復練習」をして克服するレベルです。一般人が歌ったら地雷を踏んでもおかしくないところです。

それでも「たぶん歌えるだろう」と思えるからカラオケでリクエストしているのですよね。こんな難しい曲がランキング1位になっているなんて、最近の若人の音楽センスは、私たちの世代よりも数段進歩しているのかと思えてなりません。感心しきりです。

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