慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団第146回定期演奏会(Echotamaのブログ)

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OB会副幹事長の務めとして、昨日(1月10日)は現役(慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団)の第146回定期演奏会を聴きました。

皆様ご想像の通りコロナ禍で様々な制約がある中で、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。諸先生方の優れたご指導と、現役諸君の多大な努力に敬意を表します。集客面では、東京芸術劇場は半分の1000人しか入れられませんが、1000人は完売したようです。さらには、後日現役から報告があるでしょうが、オンライン配信を視聴した方もかなりいたようです。

おそらく関係者の皆さんが最も心配しているのは団員の確保でしょう。授業だってリモートなのですから。実オンステメンバーは48名。名簿上では1年生、2年生とも11名。コロナ禍でもどうにか二桁入団してくれています。最近はTwitterやLINEなどSNSを駆使して団員を集めているのだとか。昔はオリエンテーション期間中にキャンパス内を歩いている気が弱そうな新入生を、無理やり東横線に乗せて練習会場まで拉致したものですが、時代は変わったのですね。

昨日のプログラムのラストは、創立120周年記念の委嘱作品、オーケストラ伴奏の『愛のうた-光太郎・智恵子』。要は智恵子抄です。「山麓の二人」「千鳥と遊ぶ智恵子」「値がたき智恵子」「レモン哀歌」「元素智恵子」学生の頃から愛読して耳になじんできた、決然として清冽な言葉たち。もし妻が(統合失調症が不治の病であったときの)智恵子だったとしたら、私は光太郎のようにになれるのか?正直なところ自信が持てないのです。

演奏会場から家に着くまでは大丈夫でしたが、家に着くなり号泣してしまいました。涙腺が崩壊しやすくなっているのでしょうか。歳のせいかな。