5月病は死に至る病(Echotamaのブログ)

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桜が咲いて散り、新年度を迎えて、入学、就職、転勤など、新たな環境で頑張ろう!と張り切っている人も多いと思います。しかし、環境の変化はストレスも伴うもの。5月病について調べてみました。すると驚くべきことに、おおむね3月~5月に自殺者が集中しているのです。

https://www.mhlw.go.jp/content/R3kakutei01.pdf 4ページ目

自殺は多様かつ複合的な原因を有しているといわれていますが、主因の約半分は健康問題と推定されています(上記の資料の9ページ目)。健康問題といえば、うつ病、適応障害、パーソナリティ障害、統合失調症などの「こころの病気」が考えられます。それが3月~5月に集中しているということは、環境の変化によるストレスの影響は非常に大きいと考えなければならないでしょう。5月病の範囲は3月~5月と広く、しかも「死に至るかもしれない病」と認識することが必要に思います。

単純に数字だけ比べれば、新型コロナは患者が発生してから約2年余りの間で死者は28,582人です(4月9日現在毎日新聞)。一方で自殺者はR3年1年間で21,007人、最高はH15年の34,427人となっており、毎年2万人を超えています(上記の資料の2ページ目)。ちなみに交通事故死者数はR3年は2,636人です(警察庁資料より)。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsu_year.html

日本の自殺率は韓国に次いで世界で2番目だと言われています。日本人は命を軽んじる考え方があるのではないか。人を死へと追い詰める傾向が高いのではないか。他国に比べて精神医療が適切になされていない可能性はないか。2万人以上の命が毎年失われている状態で良いのでしょうか?このままで放っておいて良いのでしょうか?中には死にたいからといって多数の無辜の命を道連れにしようとする痛ましい事件も繰り返し起こっています。「死にたいなら一人で死ね」という論調が多いですが、間違っていませんか。まずは「死ぬな」と言うべきなのではないのですか。それほど人の命は軽いのですか?

まず精神疾患についてもっと理解を深めることが必要に思います。また、今の時期、こころの病気を持ちそうになっている人、病気になっているかもしれない人たちのために、暖かく声かけをしてみようではありませんか。人が人を大事にする社会であれば、日本の国力は少なくとも下がっていくことはないと思うのです。