教育と音楽文化(Echotamaのブログ)

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今日、たまたま午後のコーヒー&ティータイムでショパンをBGMにしようとしたら娘に止められました。「嫌」だと。以前アニメ『ピアノの森』を見ていたので、ショパンぐらい許してくれると思ったのに。

私に加え、妻も音楽をやっていたので、将来子供が音大に進みたいと言っても困らないようにと、我が家を建てるとき暴走して音楽室を作ってしまったのでした。防音に加え、グランドピアノを入れられるように床を補強してあります。前にも投稿した通り、娘には3歳からピアノとリトミックを習わせ、小学校1年から児童合唱団に入れ、中高ではいずれもコーラス部でNHK,朝コンとも全国大会に行きました。ところが、音楽の道を選ばなかったばかりか、私の部屋のクラシックのCDを「聴かせて」と言ったことは一度もありません。息子についても4歳からピアノを習わせ、児童合唱団に入れ、小学校4年でベートーヴェン第九(ドイツ語・もちろんカタカナ読み)に参加させたのですが、それっきりで、以後はPCとゲームにはまっております。今は音楽室には、ホコリを被ったアップライトピアノと、デスクトップPC(息子作。家族共用ですが私がリモートワークで使用中)、オーディオセットがあり(一応それなりの音量は出せる)、夜は妻の寝室となってしまっています。

最近の若手のピアニストでは、韓国のチョ・ソンジンとカナダのシャルル・リシャール=アムランが飛び抜けていると思っているのですが(2015年ショパンコンクールの1位と2位でもあります)、チョ・ソンジンと私の娘は同じ歳なのです。韓国からは優れたクラシックの音楽家がどんどん出てきていて、声楽でもドイツのオペラハウスなどは韓国人なしでは成り立たないとすら言われています。チョ・ソンジンのチャイコフスキーコンクールの演奏など、まあ凄いこと。YouTubeにありましたのでぜひ聴いてみてください。当時まだ17歳ですよ。信じられない。天才です。韓国人の活躍は、もう遥かに日本を追い越してしまっていますが、私は喜ばしいことだと思っています。現代の分子人類学では韓国人と日本人のDNAがかなり共通していることがわかっています。韓国人にできるのであれば、日本人にできないわけがないのです。違うとすれば、教育、文化、政策に問題があるのです。

チャイコフスキーコンクールのチョ・ソンジン(2011年)

娘に言ってみました。「パパが高校生のときはね、特に田舎だったから、いい音楽に飢えていて、FMラジオにかじりついたり、小さなレコード屋に通い詰めたりしたものだよ。お前はせっかく何でも手に入る環境にいるんだから、もっといろいろ聴いてみたりしたらどう?」

娘曰く。「世代が違うんだから一緒にしないで!パパたちだって昔はテレビ見るなとか、マンガ読むな、とか言われていたんでしょ。それが今は、コンテンツが価値があるとか言われて、政府だってクールジャパンとか言って、マンガ、アニメ、ゲーム推しじゃない。他に日本が誇れるものってあるの?外国人は日本は知らなくても、ドラゴンボールやワンピースや宮崎駿や任天堂は知ってる。今、私がスマホで見てる動画だって、将来は世界で価値があると認められているかもしれない。クラシック音楽が価値が高くて文化的だと思うのは間違ってる。押しつけないで!」

一応、私は屁理屈で理論武装して交渉事をすることで飯を食ってきた人間なのですが、娘に反論できず、グウの音も出ませんでした。我が家の教育に問題があったのかなあ。やっぱり私より娘が正しいのかなあ。



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